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2018年3月14日更新 1級婦人子供服製造縫製技能士 学科試験 実技試験実施

この10年以上広島県では合格者が出ていないほど難関な試験に 当社の社員が受験しました。

121日に福山ポリテクカレッジにて学科・工程分析試験を行い、月変わって218日に実技試験を受けました。6時間で2着のジャケットを完成させなければ、採点までもいかないほど難関な実技です。練習の時点では2時間オ-バ-でしか完成品を作ることが出来なかったのですが、工程を何度も考え直し 縫い方も工夫を重ね 30分オ-バ-まで縮めることが出来ましたがまだ合格ラインの制限時間では無い為、近隣のベテラン縫製工場の班長さんに教えて頂き、ミシン・アイロン・作業台・椅子の位置を数CM間隔まで計算し配置をしました。(試験前日は準備終了が23時まで掛かりました)

試験当日は1言も発する事無く集中して作業に取り組めました。試験官が最後に『ハイ、作業を終了してください』の言葉まで手縫いの始末をしていましたが、ギリギリ何とか2着完成出来、凄い集中力と忍耐力でした。

試験を受けるのは本人ですが、教えて頂いた班長さん・部署の皆・作業場の位置を整えてくれた社内の皆・もちろん社長・周りの方々の協力があってからこそ受けることが出来ました。結果は後日ですが、『合格』間違いないでしょう。

“受験者のコメント”
『試験時間内に仕上げる』事が最後まで課題.でした。 社外の方にも教えを請い、自社の縫い方とは別の縫い方や、仕上がりは同じでも縫い手順は幾通りかある事を知り、とても勉強になりました。
そして、今回「小さい事の積み重ね」と 言う事を痛感しました。
国内のアパレル業界は依然厳しい状況です。こちらの要望ばかり御得意先様に伝えるのではなく、工場として諦めずにさらに踏み込んで改善する努力を行い、新しい事に気づかされた事も今後取り入れ向上して参ります。
ありがとうございました。